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あなたが英語をしゃべれない・しゃべるのが苦手な5つの理由 ⑤

· 英会話

こんにちは。

岩瀬 晃です。

あなたがもし今英語をしゃべることができない、またはそれが苦手なら

それを克服する前に

そもそもなぜそうなってしまったのかを知っておくことが大事です。

なぜなら

それを知っておかないと

気づかないうちにまた同じパターンに簡単に戻ってしまうからです。

代表的な理由は5つありますが、1つ目 2つ目 3つ目4つ目に続き、今回は最後の5つ目の理由について書きたいと思います。

そして、実はこの5番目の理由が

英会話に限らず、あなたが「自分を変えたい!」「こんな自分になりたい!」と思う時に

最もそれを妨げているものです。

それは

本当は、あなたは今のままが一番心地が良いと思っている

というものです。

「そんなわけない!こんな大した特技もなくて、性格もいまいちだし、外見もいまいちだし、そんな自分のことを心地よいなんて思ってるはずがない!」

って言いたくなりますよね。

でも、これはれっきとした事実です。

といっても、あなたの「気持ち」のレベルでそうだということじゃなくて

「本能」のレベルでそうだ、ということです。

「本能」なので、「気持ち」「願い」などよりもはるかに根本的なレベルの話です。

つまり、自分では無意識というか、コントロールできないような次元の話なんです。

人間にはいろんな本能があります

そのうち、同一性(恒常性)の本能  一貫性の本能というものがあります。

まず、「同一性の本能」ですが、

例えば今あなたが室温20度の部屋にいるとします。

その室温が急にマイナス20度になったとしたら、どうなりますか?

たぶん、何が起きたか一瞬分からずパニック状態になるでしょう。

心拍数も急に上がりますよね。

身の危険も感じると思います。

これは、人間は基本的にそれまでと同じ状態であることで安全を感じるため

急な変化=身の危険

と本能レベルで感じ取る訳です。

※ これは生物学的には「ホメオスタシス(恒常性)」と呼ばれているものです。心理学でも「ホメオスタシス」という表現を使うことがあります。

このように気温などに例えると当たり前の話に聞こえると思いますが

これは、私達の内面(性格や考え方)にも当てはまります。

つまり、昨日まで温厚だった性格が、急に朝起きたら何事にも激昂する性格に変わってしまっていたとしたら、どうなりますか?

まず自分に何が起きたのか戸惑うでしょうし、うかつに人と接することができず、表に出ることすら怖くなるでしょう。

何よりも「自分」という人間が失われてしまったような感覚に襲われ、本当に何がなんだかわからなくなり

自分のコントロールが奪われてしまったような恐怖に襲われるのではないでしょうか。

このように、「今までと同じであること」に「安全・安心」を感じるという本能があるのは

あらゆる人に共通しているのです。

成功している人、失敗している人、関係なく、です。

なので

あなたがたとえば明日目が覚めたら英語がペラペラになっているとして

本人的には嬉しいことだと思うのですが

実はその「英語がペラペラになる」という状態は

厳密には、「あなたの考え方や信念も変わっている」状態なので

本能レベルでは、それは「危険なこと」と判断して

その状態になることを避けようとしてしまうのです。

なので

あなたが「英語がペラペラになりたい!」と思うほどに、

本能はその逆、つまり「今のままが安全安心だから、変わらないで!」と抗うわけですね。

そしてもう一つの本能が、一貫性の本能です。

これは、先ほどの同一性と少し似てはいるのですが

「危険回避」とは少し違う目的を持っています。

例えば、あなたがドアをあけようとするとします。

そしてその取っ手が以下のようなものだったとします。

この時、あなたはおそらく何も考えずに

取っ手の右端を持って、下に倒し、押すか引くかするでしょう。

で、おそらく間違いなくドアは開きますよね。

少なくともそうだという確信を持っていますよね。

この、一見何の変哲もない行為ですが

でも、ちょっとだけ冷静になって考えると

このドアの取っ手、必ずそうやって開けると言い切れますか?

取っ手を持ったまま右にスライドするかもしれないですよね?

ひょっとしたらこれは飾りで、どこかに押しボタンがあるかもしれませんよね?

つまり、このドアの開け方は、やってみるまで100%の確証はない訳です。

でも、あなたは何も考えずに先ほどの開け方を試みて

それで開いたとしても、特に何の感動もなく、当たり前だと思って中に入る訳です。

じゃあ、なぜそのような感覚・行動になるかと言えば

以前にこのような形のドアノブを、そのようにして開けたことがあるから

です。

そしてそれがまさに

「一貫性の法則」

なのです。

つまり

過去そうだったから、今もそうであるに決まっている

だから、それ以上は考えないようにする本能

です。

では、なぜこんな本能が備わっているんでしょうか?

逆に、この本能がなかったとしたらどういう生活になると思いますか?

朝起きて、まず「ここは本当に自分の家なんだろうか?」というところから疑いはじめ

ベッドから降りて床に足をつけようとしたとき「この床は本当に硬いのだろうか?」というところも疑い、

冷蔵庫を開ける時に、「この扉はどうやって開けるのだろうか?」と考え

開ける前に「中にひょっとしたら人が入っているかもしれないな。その時はどうしよう」と悩み

みたいなことを延々と繰り返すような状態になるわけですよね。

そんなの、はっきり言って起きてから30分もしないうちに疲れて動けなくなっちゃいますよね。

つまり、一貫性の本能というのは

脳の省エネ機能な訳です。

「これはこういうもの」と、どんどん決めつけていかないと

新しいことを学んだり、試すことができない訳ですよね。

そうやって足場固めをすることで

人は遠いところへ行くことができるわけです。

で、その足場が良い方向に固まっていれば何も問題ないのですが

間違った方向に足場が固まっている場合が厄介な訳です。

そして英会話に関して言うと

その間違った方向の足場というのが

「英語がしゃべれない理由」の その1 と その2 なんですよね。

つまり

「英会話は、読み書きの延長である」

「英会話は、単語と文法をたくさん知ってないとできないものである」

「英語は、難しいものである」

といったものです。

その足場の上に何を積み上げても、残念ながらペラペラワールドにはいつまで経っても辿り着くことはできません。

その代りに、英語をしゃべろうとすると、頭の中がテトリスのレベル59のように毎回大騒ぎになるという、地獄のような世界に居続けることになります。

このように、

同一性(恒常性)の本能と、一貫性の本能

このコンビネーションによって

あなたが英語がしゃべれないという状態になっているんですね。

「じゃあ、どうすればいいんじゃい!」

という気持ちになると思いますが、

まずは

あなたが英語を話せないのが、この2つの「本能」のせいであり

あなたの努力が足りないとか、能力が足りないとか、意思が弱いとか、そういうことでは決してない

ということを冷静に知っておくこと

が、最終的に自分を変える、ペラペラな自分になっていく上で

とても大事なんです。

そして

そのうえで

英語を誰でも、あなたでも、ラクに、ペラペラになるようになるためには

この本能を逆手に取ること

これがカギになるのです。

それについては、僕の本 「自分を操る英語勉強法」に、わかりやすく書いてあるので、ぜひ読んでみてくださいね!

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